「アブ・シンベル神殿」エジプト, ナセル湖
© George Steinmetz/Getty Image
エジプトの世界遺産. 「アブ・シンベル神殿」エジプト, ナセル湖
アブ・シンベル神殿は、エジプト南部にある古代エジプト文明の遺跡で、世界遺産を象徴する遺跡と呼ばれています。1960年代、アスワン・ハイ・ダムの建設計画によって水没の危機にさらされたこの遺跡は、ユネスコの活動によって移築されました。それをきっかけとして、世界遺産条約が生まれたのです…
この神殿は、紀元前13世紀に古代エジプトを統治したファラオ、ラメセス2世によって建造されました。砂岩の岩山を掘り出して作られた岩窟神殿で、正面には巨大なラムセス2世の像が4体並んでいます。神殿の奥に置かれた4体の神々の像は、年に2回だけ、太陽によって神秘的に照らし出されるのです。
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