2025年6月26日
シチリアの夕焼けを背景に、空飛ぶ円盤を積み上げたような奇妙な雲が、エトナ山の山頂付近に静かに浮かんでいます。レンズ雲は、水蒸気が山頂に集まり、斜面を吹き渡る風によって滑らかに形作られるという特殊な条件が揃ったときに、高い山の山頂近くで形成される雲です。エトナ山上空では頻繁にレンズ雲が形成され、地元の人々から「風の伯爵夫人」という愛称で呼ばれています。たなびく雲の層が、貴族の女性のふくらんだドレスに似ていたのでしょう。
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