スコットランドの石の尖塔
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スコットランドのはるか北西に位置するこの場所は、昔のままの姿を保っている印象があります。そして実際、そのとおりなのです。伝説では、この石柱は、はるか昔にここで死んだ巨人の親指だとされています。また、地質学者たちに話を聞いても、「今は活動を停止した、非常に巨大な存在」があったと言うでしょう。それは、数千年も前にスカイ島のこの地域を形成し、今は活動を停止した複合火山です。数々の溶岩洞やマグマ鉱床が生まれ、それらはじょじょに冷えて浸食作用を受け、今日見られる険しい地形に変貌しました。とはいえ、伝説や説明は置いておいて、この岩はオールドマン・オブ・ストー (ストーの老人) という名前で知られています。ストーとは、この岩柱の近くにそびえる壮大な山岳地帯のことです。