オリックスが出現
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オリックスはどの体の部位も大きな動物です。肩の高さは 120 cm 以上あり、ほぼ同じ長さの角が自慢で、アンテロープの仲間の中では体格が最も大きい種です。群れの規模も巨大で、雨季には最大 200 頭にのぼり、ナミビアからアフリカ南部にかけて広がる広大なナミブ砂漠とカラハリ砂漠を闊歩します。乾燥した環境を好むオリックスはここにだけ住んでいるというわけではなく、1970 年代に狩猟用として米国のニューメキシコ州に導入され、今でも大きな個体群が残っています。