ため息が出るような光景
© Doug Pearson/Alamy Stock Photo
ため息橋という名前は、囚人が新しい監獄へ収監されるとき、最後にベニスの街並みを一目見てため息をつくということから名付けられました。実際は、17 世紀の監獄は主に短期刑用だったため、この橋を歩く囚人にとっての最後の景色ではありませんでした。むしろ、写真左側の豪華な建物から遠ざかることへの安堵のため息だったかもしれません。ドゥカーレ宮殿は、今はベニスでも最大の観光名所のひとつですが、かつては迷宮めいた独房が設置されており、新しい監獄の方がリゾート施設に見えるほどでした。