3 つの見張り塔

3 つの見張り塔

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トレ チーメ ディ ラヴァレードには、誰に対してもサービス満点です。その姿を遠くから眺めるハイキング客や写真家には壮大な景色を、150 年前からここに挑んできた登山家たちには難しい登山ルートを、さらに軍事マニアにはたっぷりの歴史を提供してくれます。ドロミーティ山地のこの 3 つの頂は、第一次世界大戦中、イタリアと当時の敵国オーストリア ハンガリー帝国との国境にまたがっていたため、イタリア軍によって仮の見張り場として用いられました。イタリア アルプスの高所で繰り広げられた戦闘は、冬の過酷な環境からグエッラ ビアンカ (白い戦い) と呼ばれました。悠久なる雄大な 3 つの峰の山陰には、塹壕やトンネルなど激しい戦いの痕跡が今も残っています。