まるで「竜の背骨」
© BIHAIBO/E+/Getty Images
中国南部の広西自治区にある龍勝 (龍脊) の棚田では、創意工夫にあふれた稲作の粋が見られます。山の斜面に整然と階段状に田んぼが並ぶこの棚田は、約 500 年前に誕生しました。棚田は春の終わりに水が張られ、新しい苗が植えられます。"龍脊" は "龍の背骨" を意味し、棚田を遠望すると、鱗のように見えることからそのように呼ばれています。龍勝棚田は、桂林から程遠くない位置にあります。桂林は、豊かな文化遺産を持ち、漓江のほとり近くに林立する見事なタワーカルスト (タワー状の石灰岩台地) に囲まれた驚くほど景観の美しい街です。