奇妙な岩石群
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カンガルー島への旅行で遭遇する生き物は、カンガルーだけではありません。この大きな島は 1919 年に自然保護区に制定され、その後、オーストラリアの人々によって、コアラやカモノハシなどの希少な動物種も島西端に導入されたのです。実はここには、もっと珍しく、数億年規模で古いものもあります。写真の岩層は、古代の火山の溶岩流が冷えてできたものです。風雨や、インド洋の海水に長い間さらされ続けた結果、まるで巨人がスプーンですくったかのような、不安定な形の岩が残りました。まだ溶岩ドームの上にとどまっているこれらの奇岩群は、「リマーカブル・ロックス」(驚くべき岩) という見たままの通称を付けられています。