薄明の空と橋
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スイス中部最大の都市ルツェルンのシンボルとして歴史のあるカペル橋は、ルツェルン湖から流れるロイス川に 1395 年に架けられたヨーロッパ最古の木造屋根付橋です。また、現存する世界最古のトラス橋でもあり、支持梁を頑丈な三角形にして安定させた効率的な設計は、今日では大小や建材を問わず、世界各地の橋に採用されています。カペル橋の内部にも注目しましょう。垂木には地元の歴史を描いた三角形の絵画が飾られています。残念ながら、元の 158 点の絵画の大多数は 1993 年の火災で焼失しましたが、約 30 点が残り、復元されています。