底生生物の「花」
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この蛍光色にも見える華やかな生物は非常に複雑な学名を持ちますが、「トゲトサカ」という和名や「カーネーションサンゴ」という通称も持っています。深海に生息するトゲトサカは、ソフト コーラルの一種で、その名のとおりの柔らかな体組織をしており、サンゴ礁を形成する硬い体の近縁種とは対照的です。ソフト コーラルとハード コーラルはどちらも、カーネーションサンゴの「花」に当たる小さなポリープのコロニーです。この事実は、ポリプとして生まれてくるクラゲと近縁であることを示しています。