天変地異から生まれた色
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美しさは混沌からこそ生まれるということを証明してくれる場所があります。中国の張掖にある七彩山です。5,500 万年前にインド大陸がユーラシア プレートに衝突したとき、その強力な力によって地殻が破壊され、ヒマラヤ山脈が生まれ、その 1,000 km ほど北東にはこのように水彩画めいた風景が生まれました。凄まじい揺れによって広大な平野が姿を変え、滑らかな層状に堆積して固まっていたシルトと砂の塊が押し出され、現在見られる角張った縞模様が作られたのです。