2025年6月10日
セロ・アルコは、パラグアイの荒野に立つ風変わりな石のアーチで、まるでモルタルで固めた巨石で作られたかのように見えます。ある意味ではその通りですが、人間の石工が作ったわけではありません。このアーチを形成している砂岩は、はるか昔に珪化作用を受けてできたものです。溶解した珪土を豊富に含んだ水が砂岩の亀裂や隙間に浸透し、やがて乾燥して一種の接着剤となって構造を強化しました。その後、珪素が浸透しなかった堆積物の下部を流水が洗い流し、強化された岩の印象的な頂上が残りました。
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