夕暮れ時の静寂

夕暮れ時の静寂

© Pawel Toczynski/The Image Bank/Getty Images

西部の荒野だろうか、と思われた方がいらっしゃるでしょう。間違いではありませんが、実はこの乾燥した場所はアリゾナ州やユタ州ではなく、アフリカ南西部の国、ナミビアです。約 1,600 km の海岸線沿いに広がり、「何もない土地」という意味を持つナミブ砂漠は、なだらかな沿岸砂丘からギザギザとした花崗岩の山並みまで、多彩な景観を誇っています。ここ、スピッツコップ (写真のすぐ外側にある有名な山が名前の由来です) は、写真家に人気の自然保護区です。映画に詳しい方なら、有名な映画のワンシーンとして見覚えがあるかもしれません。スタンリー・キューブリック監督が『2001 年宇宙の旅』の「人類の夜明け」編で、このスピッツコップの風景を背景として使用していました。