6,812 mのそびえる山体
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鋭く突き立った頂きを備えるアマ ダブラム山は、ヒマラヤのマッターホルンと呼ばれています。とはいえ、高さの面ではアルプスの山々をはるかに凌駕しています。アマ ダブラム山の方が 2,100 m 以上も高いのです。とはいえ、この地球上でもっとも標高の高い山脈では、6,812 m は突出した高さではありません。近隣には標高 7,000 m を超える山が 100 以上も存在します。しかもその標高は、今後も更新されていく見込みです。この山脈を形成した断層がまだ活動しているため、ヒマラヤ山脈は 1 年に 3 cm ほど高くなっているのです。