蒼氷, グリーンランド
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青の物語
氷河氷がいかにも冷たい青色に見えるのは、空が青く見えるのと同様に、光のいたずらです。ただし、空の場合は光が目に届く前に微小粒子が可視光の一部を散乱させるレイリー散乱と呼ばれる現象が原因であるのに対し、氷河の色は分子レベルでの現象が原因です。水は酸素と水素の結合からできており、すべての化学結合は程度の差こそあれ振動しています。高度に圧縮された氷の場合、結合の振動の周波数の性質によって可視光スペクトルの赤色側の光が吸収されて目に届きません。空気に触れている表面に近いほど、氷の色は明るくなり、またはチョークのように白い部分が現れますが、これは減圧の際に氷の内部に微小の気泡が形成されるためです。
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