復元された遺構
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古い石橋の向こうに見えるブルガリアの聖ディミトリウス教会は、建物の美しさと時間の流れが無関係であることを示してくれています。この中世の正教会はヴェリコ・タルノヴォという都市に建っており、9 世紀にもわたる歴史の中で何度も地震に襲われたり、略奪の憂き目に遭ったりして荒廃しましたが、1913 年の特に強い地震によって崩壊したあと、完全に再建されました。かつて 1185 年頃、アセンとペタルという兄弟がビザンツ帝国からの独立を宣言した場所と言われているこの教会は、ブルガリアのかつての首都における、ブルガリアの誇りの象徴としてたたずんでいます。