宇宙を這う炎の触手, 宇宙

宇宙を這う炎の触手, 宇宙

© ESA/Webb, NASA & CSA, J. H. Kast

宇宙を這う不気味な存在

脚の長さが 3 光年の蜘蛛 (クモ) がいると聞いたら、世界の人口の 6% が当てはまるという蜘蛛恐怖症の人は震え上がるかもしれませんが、ご安心ください。赤い蜘蛛星雲に襲われる危険はありません。この巨大な蜘蛛は地球から約 5,000 光年も離れたところに存在しているのですから、安全な距離だといえるでしょう。ここで脚と呼んでいるのは、中心の白色矮星から波立つように伸びる、ガスによって膨張した巨大な泡状の塵の雲のことです。蜘蛛のように見えるこの写真は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって撮影されました。ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ (NIRCam) を使うと、まさに天文学的に遠い距離からの詳細な画像撮影が可能です。