どこにも続いていない橋?
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夕暮れの静けさの中でこのスコットランドのランドマークを目にしたら、洗練されたデザインのインフィニティ プールだと勘違いするかもしれません。確かに、この高架水道橋の先には虚空が待っていますが、技術を駆使した仕組みのおかげで、これより先に進んだボートが 24 m 落下して行き止まりということにはなりません。ファルカーク ホイールと呼ばれるこの水道橋の終端部分に船が着いて固定されると、連絡しているユニオン運河からの水流が遮断されます。次に、直径約 3.6 m の軸に取り付けられた支持アームによって、船の向きはそのまま、船を浮かべた水槽のようなケーソン全体がまるで観覧車のゴンドラのように時計回りに回転します。これによって船ははるか下方のフォース アンド クライド運河に下ろされ、同時に、反対側のケーソンに乗った船が上の水道橋に送り届けられます。